野々村木工の使う材料について

ニュージーランドラジアータパイン材

01.jpg「ラジアータパイン(Pinus radiata)」というその名の通り、マツ科(pinaceae)の植物です。もともと、アメリカはカリフォルニア州モントレー付近のみに分布していたことで「モントレーマツ」とも言われていました。現在はニュージーランドや、オーストラリア、チリなどで計画的に造林されています。
ラジアターパインは世界で最も広い用途を持った木材の一つといえます。家具・モールディング・建築用材・パッケージ用材として優れているばかりではなく、パルプや紙・ファイバーボードの原料としても幅広く利用されています。

使っている木材

zai02.jpg建築用材として使われることの多いラジアータパインですが、これらは大抵原木を切り出した丸太の状態で輸入されます。そして、そこから材料を切り出すことになります。建材は、住宅の建築用に使われる資材ですから、当然大きなものになります。原木をカットすれば、少なからず住宅の建築などには使用できない「端材」と呼ばれるものが出ます。
通常、「端材」と呼ばれるものは使われることなく、廃棄処分されることが多いのですが、しかし、部材の取り方によっては、端材がかなりの大きさになることも多く、処分するのに費用が発生することもあります。また、放置しておいては、倉庫が一杯になってしまいます。材木と呼ばれる原木が成長するまでに、少なくとも数十年。そこにあるのは、「木」とともに生きて来た野々村木工所の「木」への感謝の気持ちです。住宅建築上では、「端材」といわれても、「木工家具」としては、立派な材料です。これらを効率よく利用して何かつくれないだろうか?と考えた末に作られたのが、野々村木工の「ミニベンチ」です。

乾燥

zai03.jpg自然素材である木材は、「生きています。」

温度や湿度で呼吸して膨張や
収縮を少なからず繰り返します。
それらをできる限り乾燥させることで、なるべく狂いの少ない材料となります。

乾燥が甘いと、製品にしたときにひずみが生じる確率が高くなります。まずは、しっかり乾燥させることで狂いのない材料にすることから全てが始まります。

例えば、野々村木工が「ミニベンチ」に使っている材料は、原木を40ミリの厚さの板に製材し、屋外で1年の間も自然乾燥させます。更に倉庫の中で5年以上も乾燥させています。文字どおり「からっから」に乾燥しています。大量生産・商業ベースの発想が当たり前になったこの世の中では、なかなかできないことです。長い時間をかけてしっかりと乾燥させることで、お客様により長くお使い頂ける本物の製品をお届けすることができる。長い間「木」とともに生きてきた野々村木工所だからこそ、当たり前のことをきっちり当たり前に行いたいと思っています。

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